コインランドリーは衣類だけでなく、ふとんも洗うことができます。
普通の衣類と同じようにコインランドリーに行って、大型の洗濯機にふとんを入れてスイッチを入れるだけ。
自宅に器具を買う必要はありませんし、空きがあればいつでも利用できます。
そんなふとんコインランドリーですが、利用にあたって知っておきたいポイントがありますのでこの記事を通して紹介します。
ふとん用コインランドリーの特徴とは?
場所にもよりますが、コインランドリーには容量の大きな洗濯機があり、通常の洗濯物と同じように自分でふとんを洗濯機に入れ、お金を入れると洗濯できます。

料金は1000円~2000円程度するので通常のコインランドリーでの洗濯に比べるとお高いですが、クリーニングに出すことを考えるとお値打ちです。
家電洗濯機の容量はファミリーサイズで8kg程度、単身~二人暮らしで5kg程度ですが、コインランドリーには同等サイズのものから30kg程度のものまで設置されています。
コインランドリーの施設数は厚生労働省の調査データをみると、平成8年度に10,228だったものが、平成25年度には16,693(約1.6倍)まで大幅に伸ばしており、昨今の人気が伺えます。
※参考データ:厚生労働省のコインオペレーションクリーニング営業施設に関する調査
好調なコインランドリー業界を牽引する有名な店舗としては、以下の大手4社が挙げられます。
中でも、2019年にオリコン調査『コインランドリー顧客満足度ランキング』で総合1位に輝いた『mammaciao(マンマチャオ)』はフランチャイズ制で店舗を増やしており、
2020年2月時点で店舗数は582店舗まで到達しています。
営業時間や料金、駐車場の有無、洗濯機種類は店舗によってバラバラですが、例えば東京都内で138店舗、駐車場有で14店舗、24時間営業は126店舗あります。
都内の駐車場はさすがに厳しいですが、24時間営業は充実しており、基本的に無人で営業できるコインランドリーならではの特徴と言えるでしょう。※駐車場有は都内に絞らなければ233店舗あり(2020年2月時点)

マンマチャオはSUICAなどの交通系ICカードで精算できる店舗もあります。
コインランドリーでふとんを上手に洗うコツ・ポイント
ふとんを洗う前にドラム洗浄機能を活用する
洗濯する前にドラム内を洗浄する機能もありますので衛生面が気になる人はぜひこの機能有無を確認してみてください。
ふとんは体と密着するものですし、睡眠は健康にもダイレクトに影響しますので一般の洗濯物より少し気を付けたいですね。

普段はなかなか洗えないものなので、1回の洗濯でより一層きれいにしたいという方にもおすすめです。
ドラム洗浄する手順は機種によって異なりますが、基本的には洗濯物を入れる前に扉を閉めてドラム洗浄ボタンを押すだけです。
洗浄時間は1分程度です。
キルティング加工のないふとんは紐で縛って洗う
ふとんの洗濯において特に心配なのは、中身の素材が偏ることです。
キルティング加工(表布と裏布を縫い合わせて膨らみや模様を出す)のない布団ですと、洗濯機で回している間に中身が一方向に偏ってしまう可能性があります。

紐で縛ることで偏りを防ぐことができます。
紐はビニール紐でOKです。
円筒状に丸めて紐で2,3か所縛って洗濯機に入れましょう。
また乾燥のときは、縛ったところが乾きにくいので紐を切っておきます。
ふとんは乾きにくいですし、せっかくクリーニングしたのに生乾きでにおいが発生しては元も子もないので、ご注意ください。
ふとんを洗った後はしっかりと乾燥させる
ふとんはその大きさゆえ乾かすのも大変なのでコインランドリーにある大きな乾燥機を使ってふかふかに乾かしたいですね。
前述しましたがふとんを縛った際は、紐をほどいてから乾かしましょう。
またふとん素材や乾燥機スペックによっては、標準時間では乾ききらない可能性もあるので、取り出すときは十分乾いているか確認しましょう。
コインランドリーでふとんを洗う際の注意点

わたしは、自宅の洗濯機(10キロ)でシングルサイズの布団を洗濯して、ふとんがやぶれてしまった経験があります…
それ以来、家で洗濯することはやめました。
こちらでは、失敗しないために気をつけるポイントもまとめてご紹介します。
ふとんを洗える大型洗濯機があるかチェック
コインランドリーに行く前にその店舗でふとんを洗えるか否か、確認しておいたほうが無難でしょう。
頑張って重いふとんを持って行ったのに、無駄足に終わると悲しいです…

ふとんの材質や洗濯機の性能にもよりますが、シングル掛ぶとん一枚が洗濯~乾燥まで可能な洗濯容量は、およそ10kg程度が目安とされています。
ただし、ぎゅうぎゅうに詰めるときれいに洗えなかったり、しっかり乾燥できなかったりするので注意が必要です。
ちなみにコインランドリーデポの場合、ふとんを洗える店舗が目的別検索『大型洗濯機有り』で簡単に検索できるようになっており、実際に調べたところ全261店舗中47店舗ありました。(2020年2月時点)
ふとんを洗える洗濯機の空き状況をチェック
容量の大きい洗濯機はあるけど他の人が使っていて空きがない・・・というケースもあります。
待たされる可能性も考慮して、その日の予定を組んだほうが良いでしょう。
また最近ではスマホから空き状況を確認できるシステム『ランドミル』もリリースされています。
お近くのコインランドリーで利用できるようでしたらぜひスマホを使って空き状況を確認しましょう。
(※ランドミルは2019年8月に岡山県でサービス提供開始)

コインランドリーは今ひそかに活況している分野なので、店舗数も徐々に増えていくでしょうから、今後の展開に期待ですね。
このランドミルはQRコードを読み取り、アクセスするだけで利用状況を確認できます。
アプリのインストールや個人情報の登録といった煩わしい作業はありません。
<ランドミルの利用イメージ>

出典:https://www.bsstyle.jp/works/sol_01.html
洗濯タグで布団が水洗い禁止でないことをチェック
ふとんをコインランドリーに持っていく前に、洗濯タグを確認しましょう。
※洗濯タグ:家庭での洗濯禁止
水洗い禁止のものはコインランドリーでは洗濯できないのでクリーニングに出したほうが無難です。
無理に洗濯すると中身が崩れたり、羽毛が固まったりする危険があります。
その他の洗濯タグについては消費者庁の公式HPをご参照ください。
なるべく洗濯物(ふとん)の放置は避けよう
ふとんに限った話ではありませんが、コインランドリーでは、洗濯が終わったのにそのままにされているケースがあります。
コインランドリーにはそんなときのために放置された洗濯物を置いておく場所が設けられてるところが多いです。
しかしその人は自己責任とは言え自分の洗濯物を触られたくないでしょうし、逆にこちらとしても他人の洗濯物は触りたくないもの。
時間通り回収するつもりでも、忘れてしまったりトラブルで行けなくなることは大いにありえます。
人の洗濯物を取り出すことも、自分の洗濯物が取り出されることも、なかなか完全に予防することはできませんが、共有場所なのでお互いにマナーを守って使いたいですね。
ちなみに『smart laundry』というコインランドリーシステムを活用すると、運転終了通知やドアロック機能があるので、先ほどの問題は解決できます。

出典:https://smartlaundry.jp/

出典:https://smartlaundry.jp/
主に千葉県と福岡県に導入されており、2020年2月時点で62店舗あります。

ランドミルと同様にIoT化の波に乗って広く浸透して欲しいですね。
コインランドリーは基本無人(管理は自己責任)
コインランドリーは洗濯・乾燥・支払いなど全て利用者が実施しますので基本的には無人です。
(クリーニング取次などで有人の店舗もあります。)
利用者としては(人にもよるでしょうが)七面倒なやり取りもなくて楽ですし、経営者としても人件費が抑えられます。
ただし無人ゆえに操作方法がわからないときは困りますし、トラブル発生時は対応が遅くなります。
きちんとしたコールセンターを設けているコインランドリーもありますが、それでも現地にいるわけではないので対処が円滑に進められないこともあるでしょう。
こちらも事前に抑止できる問題ではありませんが、無人ゆえのデメリットも念頭に入れておくと良いでしょう。
ふとん用コインランドリーに関するトラブル体験談
とても便利なふとん対応の大型コインランドリーですが、やっぱり失敗してしまった…ということもあります。
こちらでは、実際のトラブルなどの体験談をご紹介します。
今日はコインランドリーで布団洗ってたら本体が壊れて、連休明けにならないと布団が取れないという状況になり大変でした。
今も布団は水浸しのままコインランドリーです。
そのせいでニトリで3万使いましたが、布団が気持ちいいので寝ます。— ゆといとか (@wanko_ro) January 11, 2020

コインランドリーは基本無人なので、トラブルが起きてしまったときの対応がどうしても遅くなってしまうことがあります。
帰宅後、やろうとしてたことを片っ端から対応。
スーツをクリーニングに出して、こたつ布団を(コインランドリーで)洗濯。
コインランドリーで30分って書いてあったのに、来てみたらこんな感じだった。
いつ終わるんだよ… pic.twitter.com/qCPqlumwwc— Nato (@aquariusnato) January 19, 2020

自宅でも洗濯乾燥機を使用している方は分かると思いますが、なかなか乾かないときあります…
布団は必ず確実に乾燥させる必要があるので、追加乾燥することも多いと思います。
胃腸炎で頭パーになってたので旦那にふとんコインランドリー頼んだんだけど、旦那も頭パーだったのでふとん非対応のランドリーに行き、無理矢理突っ込んだ結果ふとんは駄目になったし、なんなら脱水もされず超重量級の巨大ゴミと化し、部屋の中にそれを置くスペースも無く今ベランダで凍ってます。
— jacky @国道建設業務中// 2y&7m (@jacky20180122) December 26, 2019
寝室のベッドの位置変えたらめっちゃいい感じ🌟
これぞ夫婦の寝室って感じ👫
ただ敷ふとんコインランドリーにポイってしたら綿がとんでもないことになって寝れる状態じゃないから明日全力で謝ります🙇♀️— 詩織 (@shioshio1029y) December 6, 2019

上記でも紹介したとおり、ふとん対応かどうか、容量などの確認は自身ですることになるので気をつけてください。また、『紐で縛る』作業も重要です。
ふとん用コインランドリーのメリット・デメリットまとめ
メリットを感じる口コミまとめ
ふとんふわふわしゅぎるよぉ🥺コインランドリーしゅごい🥺ふわわわ〜🥺
— Olfa (@cranberry_clock) February 8, 2020
シーツとかふとん、クリーニング出してたけど昨日コインランドリー使ったら半分ぐらいの値段でめちゃくちゃきもち良くなっちゃったからこれからはコインランドリーの時代、来るで。
— ハノ (@U87hanore) February 1, 2020
今日は天気悪かったけど家でふとん洗ってコインランドリーで乾燥機かけてふわふわおふとぅん
— エクラン(み波) (@toto2ippa) January 31, 2020
昨日大掃除のあと、ふとんも洗えるコインランドリーで毛布やらブランケットやら夫がせっせと洗って乾燥機かけてきてくれたので、どれもこれもお手頃価格で綺麗でふっかふかになり、息子はお気に入りの毛布と一晩も離れずに済みました。幸せそうに今夜もくるまっています。
— hono (@crazydaisy1127) December 2, 2019
デメリットを感じる口コミまとめ
上記のトラブル体験談に加え、デメリットと感じる口口コミをピックアップしました。
新春ふとん丸洗い🌀コインランドリー結構混んでました😅いるところにはいるものだ。
— twonotes (@twonotesfussa) January 2, 2020
今朝から息子具合悪くなっちゃってげろりんしたから布団洗いにコインランドリー行きたいのに子供たちママじゃなきゃダメマンなので行けない今日のおふとん…
— おりさん (@msr_orrnk) December 31, 2019

たしかに、ふとん持って、こどもたちも連れて…は、なかなか難しいですね。
■コインランドリーのメリット
- 仕上がりがふかふか
- 汚れを落とすことができる
- ダニの除去もできる
- その日にキレイになる
- 24時間オープンの店舗が多い
- 丸洗い料金としては安い
■コインランドリーのデメリット
- 持ち込みと回収作業あり
- 時間がかかる
- 機会が故障してしまうことがある
- 無人店舗が多い(有人店舗もあり)
- 容量や洗濯表示など自身で確認する必要がある

近くにあればとても便利なコインランドリー。お手持ちの布団の素材やサイズ、洗濯表示を把握して正しい使い方をすればとてもおすすめです。
近場にコインランドリーがなかったり、コインランドリーのデメリットを解消したい場合は、全国どこでも手間要らずでクリーニングできる、ふとんの宅配クリーニングがおすすめです。
\おすすめの宅配クリーニング/
洗濯乾燥機(洗濯から乾燥まで1台で実施)で30分洗濯、30分乾燥でしたが、乾ききらなかったので、追加で30分乾燥しました。